構造式
性質
- 無色
- 芳香の液体
- 沸点は65℃
- 酸化するとホルムアルデヒドを経て蟻酸となる。
- 溶媒、燃料、薬品の原料となる。
製法
木材の乾留
メタノールは「木精(wood spirit)」といわれるように合成法以前は木材の乾留で得られる木酢中から生産された。
http://www3.scej.org/education/me_home.html乾留(かんりゅう)とは、不揮発性の固体有機物を空気を断ったまま強熱して熱分解すると同時に、その分解生成物を揮発性有機化合物と不揮発性物質に分けることである。
空気を断つことによって自然発火を抑え、熱分解反応を進行させる。熱分解の結果、水や二酸化炭素、可燃性ガス、揮発性有機化合物などが生成して留出し、炭素や炭酸塩が残る。