「無水」の意味が違う
カルボン酸の名前の前につけられている「無水」は、カルボン酸2分子から水が取れた化合物のことを指します。
例えば、酢酸2分子から水がとれて結合すると、無水酢酸となります。無水酢酸は物質名で、酢酸とは異なる物質です。
一方、無水エタノールとは、「水が含まれていない純粋なエタノール」のことを指します。無水エタノールは物質名ではなく、ただ純度が高いエタノールです。
カルボン酸の名前の前につけられた「無水」は物質名を、それ以外の「無水」は溶液の純粋さ(濃度の高さ)を示すんだね。