粘度の主成分は二酸化ケイ素ですが、ケイ素の一部がAlなどによって置換されています。このような塩をアルミノケイ酸塩と呼びます。
Al3+とSi4+はイオン半径が似ており、地中での存在比率が大きいために入れ替わりが起きます。しかし、電荷が違うため、電気的な中性を保つためにNa+やK+などもアルミノケイ酸塩に混ざります。
水溶液中では、アルミノケイ酸塩に含まれるNa+やK+が電離し、その結果、アルミノケイ塩が負電荷を帯びます。
負電荷を帯びることで粒子同士が反発し、凝集するのが防がれ、コロイドの状態が保たれます。
アルミノケイ酸塩に含まれている金属元素が陽イオンとして溶けだすから負コロイドになるんだね。