物質量とは
物質量とは、原子(またはイオンや分子)の量のことである。原子などの粒子は、非常に大量に存在するため、6.0×1023個をワンセットとして考える。6.0×1023個の粒子のことを1molと呼ぶ。
アボガドロ定数
6.0×1023個をアボガドロ定数と呼ぶ。この個数だけ原子を集めると、その原子量(分子量or式量)と同じ値となる。例えば、元素Cの原子量は12.01であるが、Cが6.0×1023個集まると、12.01gとなる。
- Cが6.0×1023個 12.01g
- Cが2×(6.0×1023個) 24.02g
1mol
6.0×1023個をわざわざ書くのはめんどくさいので1molと表記する。
- × C 6.0×1023個
- ○ C 1mol
モル質量
その原子、分子、イオンが1mol集まった時の質量(g)をモル質量(g/mol)と呼ぶ。
- Hの原子量は1なので、Hのモル質量は1g/molになる。
- H2の分子量は2なので、H2のモル質量は2g/molになる。
- NaClの式量は58.5なので、NaClのモル質量は58.5g/molになる。