脂肪族骨格か芳香族骨格かの違い
ナイロンとは脂肪族骨格を含むポリアミド合成樹脂(カルボキシ基とアミノ基によるアミド結合を持つ樹脂)の1種です。具体的にはナイロン66やナイロン6などが存在します。ナイロンは「ストッキングが伝線(run)しない(no)」という意味を持っており、ストッキングとして開発された合成樹脂です。
しかし、脂肪族骨格ではなく芳香族骨格を持つポリアミド合成樹脂をアラニド繊維と呼びます。具体的にはポリ-p-フェニレンテレフタルアミドなどがあります。ナイロンの後に開発された合成樹脂であり、ナイロンよりも丈夫です。