油脂に酸を加えると脂肪酸とグリセリンに分解します。これをエステルの加水分解と言います。
油脂に限らずエステルはH2Oと反応して元のカルボン酸とアルコールになります。
R-COO-R’ + H2O ⇔ R-COOH + R’-OH
温めるor酸を触媒として加えるとこの反応は進みやすいです。
油脂ではなかなかエステルの加水分解は起こりませんが、十分に濃い酸の水溶液を加えてやると、上記の反応が起こって脂肪酸(カルボン酸)とグリセリンにまで分解します。
酸のH+は-COO-の「O」に攻撃して化学反応を促進させるよ