C5H12で表せる物質にペンタンと2-メチル-ブタンがあります。構造異性体ですが、ペンタンの方が沸点が高いことが知られています。
ペンタンは直鎖状の構造をしており、枝分かれが少なく分子の表面積が大きくなります。その結果、ファンデルワール力が働きます。その分、沸点も高くなります。一方、2-メチル-ブタンは枝分かれしており、その結果表面積が少なくなり、ペンタンよりも沸点が低くなります。
構造異性体では枝分かれが少ないほど沸点が高くなるんだね!ちなみに2,2-ジメチル-プロパンはもっと枝分かれが多いから、2-メチル-ブタンよりも沸点は低くなるよ。