![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2024/02/AgCl-e1487561261353.jpg)
塩素Clはハロゲンなので電気陰性度が大きく3.16あります。一方、Agも金属の中では電気陰性度が大きい方で1.9もあります。そのため、AgClは共有結合性を持ったイオン結合を形成します。共有結合の方がイオン結合よりも強いため、AgClは電離しません(水に溶けません)。
一方、フッ素FはClよりもさらに電気陰性度が強く3.98あります。つまり、フッ素Fが完全に電子をAgから奪い取り、共有結合性の少ないイオン結合を形成します。イオン結合は比較的弱いのでAgFは水和によって電離することができ、水に溶けます。
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/11/名称未設定のデザイン.png)
フッ素Fは電気陰性度が最強の原子だったよね!