元々は「ビウレット」と銅イオンの呈色反応
ビウレット反応とは、タンパク質、水酸化ナトリウム、硫酸銅水溶液を合わせると赤紫色になる呈色反応です。タンパク質に含まれる2個以上のペプチド結合が銅イオンとキレート錯体を作ることによって呈色します。
ビウレット反応とは、元々は尿素を熱分解して得られる「ビウレット」と呼ばれる化合物が銅イオンとキレート錯体を作って呈色する反応のことを示していました。同様の反応がタンパク質でも見られるので、タンパク質においても「ビウレット反応」と呼ぶようになりました。
ビウレットが出てこなくてもビウレット反応って…ややこしい。