中性子とは?
原子核には陽子の他に中性子が存在しています。
中性子の役割とは何なのでしょうか。
実は原子核には陽子と中性子の間をとりもつ中間子と呼ばれる素粒子が存在します。陽子と中性子が互いに中間子を光速に近い速さで交換することによって、非常に強い力で結びついています。つまり、中性子は陽子同士が反発するのを防ぎ、核を形成する役割を持っています。
これを提唱したのは湯川秀樹で、中間子説と呼ばれます。
なぜ水素には中性子がないの?
中性子の役割は陽子と陽子の反発を防ぐことですから、陽子が1個しかない水素には不要です。
むしろ、水素以外の元素は陽子を複数個持っているので、中性子がないと核を形成できない状態にあるのです。
陽子が2個以上ある元素の核が崩壊しないのは中性子のおかげだったんだね。
コメント失礼いたしました。すばらしくていねいにせつめいしてくれてほんとにありがとう御座いました!!もしかして より多いの中性子の持つ同位体が放射性を持ちやすいことについても 中間子交換するに関していますかな…?