化学のなぜ?を集めました

芳香族カルボン酸:ベンゼン環 + -COOH

ベンゼン環にカルボキシ基(COOH)が結合したもの。安息香酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、サリチル酸などがある。ベンゼンであり、一方でカルボン酸の性質も示す。

1
最も単純な芳香族カルボン酸:安息香酸C6H5COOH

性質

  1. 水に少し溶けて酸性となる。
  2. 水溶液は塩基と中和反応をする。
  3. 炭酸水素ナトリウム水溶液NaHCO3aqに二酸化炭素を発生させながら溶ける(カルボン酸の性質)。
  4. アルコールと脱水縮合してエステルを生成する(カルボン酸の性質)。

炭酸水素ナトリウムとの反応

酸の強さはカルボン酸>炭酸>フェノールなので

NaHCO₃+RCOOH→RCOONa+H₂O+CO₂(炭酸はCO₂と水になる)

メタノールと安息香酸のエステル

2

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です