化学のなぜ?を集めました

セッケンと合成洗剤

セッケン(高級脂肪酸ナトリウム)

エステルと強塩基(NaOHなど)の塩。水に溶ける部分と溶けない部分を持つ。このような物質を界面活性剤と呼ぶ。

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性質

  1. 水溶液の表面張力を低下させる。これを界面活性作用と呼ぶ。
  2. 水中ではコロイド状のミセルを形成する。
  3. 油を水中に分散させる。これを乳化作用と呼ぶ。
  4. 水溶液では塩基性である。RCOO- + H2O → RCOOH + OH-
  5. Mg++、Ca++などを含む水(硬水)では水に溶けないで沈殿する。
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photo by amalgam-models.co.uk

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硬水中では、他の親水性が強いイオン(Ca++、Mg++)が水分子を奪うため溶けていられない。

合成洗剤

水に溶ける部分と溶けない部分を持つように合成された物質(界面活性剤)

性質

  1. 水溶液は中性
  2. 硬水中でも沈殿を生じない。硫酸やスルホン酸由来の塩を使用している。それらは強酸であるので、電離度が高く、硬水中でも親水基が水によく溶けることができる。

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スルホン酸由来の界面活性剤

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