平衡定数は次の式によって求めることができます。
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しかし、この化学反応は可逆反応のため、化学反応式を左右逆にしても成り立ちます。その場合、分母・分子が逆転するため平衡定数Kの値は異なるのではないかとの質問を度々受けます。
結論から言うと、左右を逆にしてもOKですが、その場合は平衡定数Kの値は変化します(逆数になります)。
平衡定数は、化学反応式で表した左辺(反応物)の濃度を分母に、右辺(生成物)の濃度を分子に書くという決まりがあります。つまり、何を反応物と見るかによって平衡定数は変化します。
2HI ⇔ H2 + I2 (水素とヨウ素の生成反応)
H2 + I2 ⇔ 2HI (ヨウ化水素の生成反応)
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平衡定数を求める式を立てる時には、何を反応物・生成物としているのかを確認しないとね!
ふつうは化学反応式の左辺にあるものも分母にすればOKだよ!