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反応速度は減少反応であっても必ず正の値で示すというルールがあります。「反応物の濃度の減少速度」を表現する場合、「減少速度」と最初から示されているので正の値で答えた方がより誤解なく伝わります。
例えば、「ある車のバックするスピードは-50km/hです」というよりも「 ある車のバックするスピードは50km/hです」と言った方がすっきりする気がしませんか。「バックするスピード」という前提があるので、答えるのは正の値で十分伝わります。
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○○の減少速度は-1(mol/L・s)です!と言われても、逆反応が起こっているのか、普通の反応が起こっているか混乱してしまうね。