極性があるカルボニル基(C=O)と極性を持たないメチル基をどちらも持っているから
アセトンは有機溶媒として有名で、あの独特の匂いからは水に溶けない油を連想させます。しかし、アセトンは水に溶けます。
アセトンはケトンの中でも分子量が小さく、カルボニル基(C=O)の極性によって水に溶けることができます。一方、両端の極性がないメチル基があるためエーテルにも溶けます。
ケトンの中で水に溶けることができるのは、アセトン、エチルメチルケトンだけです。ジエチルケトンになると、極性がない部分が大きくなり水に少ししか溶けなくなります。