化学のなぜ?を集めました

【酸化剤】過マンガン酸カリウムKMnO4の半反応式の作り方

過マンガン酸カリウムの半反応式

過マンガン酸カリウムKMnO4は酸性条件と中性・塩基性条件では反応が異なります。まずは酸性条件から見ていきましょう。

酸性条件

過マンガン酸カリウムは最終的に何になるのかを書く

MnO4Mn2+

ここだけは覚えておかなきゃいけないよ。

O原子の数をH2Oで合わせる

MnO4 → Mn2+ + 4H2O

H原子の数をH+で合わせる

MnO4 + 8H+ → Mn2+ + 4H2O

左右の電荷をeで合わせる

MnO4 + 8H+ + 5e → Mn2+ + 4H2O

これで完成!

中性・塩基性条件

過マンガン酸カリウムは最終的に何になるのかを書く

MnO4MnO2

ここだけは覚えておかなきゃいけないよ。

O原子の数をH2Oで合わせる

MnO4MnO2 + 2H2O

H原子の数をH+で合わせる

MnO4 + 4H+MnO2 + 2H2O

左右の電荷をeで合わせる

MnO4 + 4H+ + 3eMnO2 + 2H2O

これで完成・・・としたいけど、まだです。この反応は中性・塩基性条件なので、4H+は水由来だということがわかります。なので、4OHを足してあげましょう。原子の数のバランスが崩れるので左右どちらにも加えます。

H+は水由来だとわかるようにする。

MnO4 + 4H+ + 4OH + 3eMnO2 + 2H2O + 4OH

H+ + OHはH2Oなのでまとめましょう。

MnO4 + 4H2O + 3eMnO2 + 2H2O + 4OH

左右のH2Oをまとめます。

MnO4 + 2H2O + 3eMnO2 + 4OH

これで完成!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です