有機化合物は水溶性・難溶性は親水基と疎水基のバランスで決定します。水と任意の割合で混ざるもの(つまり無制限に水とまざるもの)をまとめました。
慶応大の過去問にも登場しました。しっかり押さえておきましょう。
ヒドロキシ基1つにつき、Cが3つまでは水と任意の割合で混ざります。
- メタノール CH3OH 可溶
- エタノール C2H5OH 可溶
- プロパノール C3H7OH 可溶
- ブタノール C4H9OH 不溶
- エタンジオール CH2(OH)CH2(OH) 可溶
カルボニル基-CO-1つにつき、両隣のCまでは水と任意の割合で混ざります。
- アセトアルデヒド CH3CHO 可溶
- アセトン CH3COCH3 可溶
- ジエチルケトン C2H5COC2H5 不溶
カルボキシ基-COOH1つにつき、Cが3つまでは水と任意の割合で混ざります。Cが4つあっても水には溶けますが、「任意の割合」ではなくなります。
- ギ酸 HCOOH 可溶
- 酢酸CH3COOH 可溶
- プロピオン酸 C2H5COOH 可溶
- 酪酸C3H7COOH 水には溶けるが、任意の割合ではない(限界がある)。
スルホ基-SO3Hはベンゼン環がついてもよく溶けます。
- ベンゼンスルホン酸 C6H5SO3H 可溶
エーテル-O-、エステル-COO-は水に溶けません。また、ニトログリセリン(広義にはグリセリンと硝酸のエステル)も溶けません。
あくまで「水と任意の割合で混ざる」もののまとめだよ。
ギ酸 酢酸 プロピオン酸が1個ずつズレてます。
ギ酸→酢酸
酢酸→プロピオン酸
プロピオン酸→酪酸 です。
化学式に従うとです。
コメントありがとうございます!
うっかりミスしてしまいました。訂正しました。
ありがとうございました!