化学のなぜ?を集めました

なぜテトラヒドロキシドアルミン酸イオンの配位数は6なの?

水分子2つが配位結合しているから

アルミニウムは両性金属と呼ばれ、塩基と反応し溶ける金属です。その反応はOHがアルミニウムに配位結合し、テトラヒドロキシドアルミン酸イオン[Al(OH)4錯イオン)を形成することによって起こります。

配位数は一見「4」のように思われますが…実際の配位数は「6」です。水溶液中では、水の求核攻撃を受けて簡単に6配位の[Al(H2O)2(OH)4]に変化してしまいます。水は化学反応に関係しないので、省略されることが殆どですが、実際の配位数は「6」であることは押さえておきましょう。

正式な錯イオンの図。八面体なんだね。

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