水分子2つが配位結合しているから
アルミニウムは両性金属と呼ばれ、塩基と反応し溶ける金属です。その反応はOH–がアルミニウムに配位結合し、テトラヒドロキシドアルミン酸イオン[Al(OH)4]–(錯イオン)を形成することによって起こります。
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/12/Difference-Between-Sodium-Aluminate-and-Sodium-Meta-Aluminate_1-1.png)
配位数は一見「4」のように思われますが…実際の配位数は「6」です。水溶液中では、水の求核攻撃を受けて簡単に6配位の[Al(H2O)2(OH)4]-に変化してしまいます。水は化学反応に関係しないので、省略されることが殆どですが、実際の配位数は「6」であることは押さえておきましょう。
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/11/名称未設定のデザイン.png)
正式な錯イオンの図。八面体なんだね。
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2022/09/que-10249504580.jpg)