硝酸塩や酢酸塩は基本的に水に溶けやすく沈殿を生じません。価数が大きいほど電気的な引力が大きくなり水に溶けにくくなる(離れにくくなる)という現象が起きますが、硝酸塩も酢酸塩もどちらも一価のイオンです。
また、どちらも多原子イオンでありイオン半径が大きいです。イオン半径が小さいと電荷が集中するため、電気的な引力が大きくなりますが、イオン半径が大きいと電荷が分散します。その結果、陽イオンとの強い結合を作れず、イオン結晶では格子エネルギーはあまりに大きくなく、水に溶けやすくなると考えられています。
硝酸塩と酢酸塩は基本的に水に溶けるというイメージを持っておこう!