アゾはフランス語で窒素Nを指す言葉です。語源はフランス語のa「否定」+zote「動物に関すること」=「生命を支えぬもの」に由来します。
ジアゾはアゾが2つ、つまり窒素原子が2つという意味だね。
−N+≡Nをジアゾニウム基と呼び、これを持つ化合物をジアゾニウム化合物と呼びます。
塩化ベンゼンジアゾニウムは、ベンゼンにジアゾニウム基がついており、また塩化物イオンとイオン結合しているので、塩化ベンゼンジアゾニウムという名前になっているわけです。
ベンゼンジアゾニウムイオンがCl–とイオン結合しているという意味なんだね。