化学のなぜ?を集めました

飽和蒸気圧と蒸気圧曲線

飽和蒸気圧(蒸気圧)とは

容器内で蒸発する分子と凝縮する分子の数が等しくなった時(気液平衡)の気体の圧力を飽和蒸気圧と呼ぶ。飽和蒸気圧は、温度が一定ならば容器の体積に関わらず常に一定である。

飽和蒸気圧
気液平衡

飽和蒸気圧の測定

水銀柱の下から蒸気圧を測定したい液体を十分に入れると、液体が気体となり、気液平衡の状態となる。また、飽和蒸気圧によって水銀は下に押し出される。この時、低くなった分がその液体の飽和蒸気圧であると言える。

飽和蒸気圧

蒸気圧曲線とは

温度と飽和蒸気圧の関係を示した曲線を蒸気圧曲線と呼ぶ。一般に次の性質がある。

  1. 温度が高いほど分子運動が激しくなり蒸気圧は高くなる。
  2. 外圧を大きくすると沸点が高くなる。外圧を低くすると沸点が低くなる。
  3. 分子間力が大きい分子は蒸気圧が小さく、沸点が高い。
蒸気圧曲線

沸点

沸点とは沸騰が始まる時の温度である。沸騰は、飽和蒸気圧と周囲の外圧(大気圧)が等しくなった際に起こる現象である。大気圧と蒸気圧が等しくなった時に気泡が形成される。

沸騰

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 沸点

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