価数とは
いくつH+またはOH-が出るかを示した数を価数と呼ぶ。例えば、HClは電離して、1つのH+を放出するので一価の酸であると言える。
H+またはOH-が結合している元素が、何価のイオンになるかによって酸と塩基の価数は決定する。
一価の酸塩基
酸
フッ化水素 HF
塩化水素 HCl
臭化水素 HBr
ヨウ化水素 HI
硝酸 HNO3
酢酸 CH3COOH
塩基
水酸化ナトリウム NaOH
水酸化カリウム KOH
アンモニア NH3
二価の酸塩基
酸
硫酸 H2SO4
硫化水素 H2S
シュウ酸 (COOH)2
塩基
水酸化カルシウム Ca(OH)2
水酸化バリウム Ba(OH)2
水酸化マグネシウム Mg(OH)2
水酸化銅(Ⅱ) Cu(OH)2
三価の酸塩基
酸
リン酸 H3PO4
塩基
水酸化アルミニウム Al(OH)3
水酸化鉄(Ⅲ) Fe(OH)3