沸点の違いを利用して物質を分ける方法を蒸留と言います。塩水では水は沸点100℃、塩化ナトリウムは沸点1465℃と、圧倒的に水の方が沸点が低く先に沸騰するので分けることができます。
分留とは分別蒸留の略で、2種類以上の物質を分ける時の操作方法のことを指します。石油にはガス(沸点30℃以下)、ナフサ(沸点30~200℃)、灯油(沸点150~250℃)、軽油(沸点250~300℃)、重油などが含まれますが、それぞれ沸点が異なるため分けることができます。
まとめると、分留は蒸留に含まれる1つの操作方法だと言えます。
石油の他にも、空気(窒素、酸素、二酸化炭素、アルゴン…)なども分留によって分離したりするよ。