物質を化学式で表しす方法には組成式と分子式の2種類があります。イオン結合性物質のNaCl、金属結合性物質のCu、共有結合だけども全ての原子が繋がっているC(ダイヤモンド)などは、結合が途方もなく続いているため実際の数を書くことはできません。そのため、最小の原子比で示します。これを組成式と言います。
NaClを全部書こうと思ったら…Na999999…Cl999999…みたいにとんでもないことになるよね(さらに塊の大きさによって数もその都度違う…)。だから巨大な結合を作る物質は組成式(一番簡単な比)で書くんだね。
一方、共有結合の物質のH2Oは他のH2Oとは共有結合を作っておらず結合は完結しています。このような物質は構成している原子全てを書きます。これを分子式と言います。
分子は結合に区切りがあるから、全ての原子を書くことができるね。