化学のなぜ?を集めました

カルシウムの化合物

酸化カルシウム CaO

性質

白色固体であり、生石灰とも呼ばれる。塩基性酸化物であり、酸と反応して塩を生成する。

CaO + 2HCl → CaCl2 + H2O

水と反応してCa(OH)2を生成し、発熱する。乾燥剤としてよく用いられる。

CaO + H2O → Ca(OH)2

水酸化カルシウム Ca(OH)2

性質

白色粉末であり、消石灰とも呼ばれる。水溶液は強塩基性であり、飽和水溶液は石灰水と呼ばれる。石灰水にCO2を通じると、白濁(CaCO3)が生成)する。

Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O

炭酸カルシウム CaCO3

石灰石大理石の主成分である。強熱すると熱分解し、二酸化炭素とCaOが生成される。

CaCO3 → CaO + CO2

https://socratic.org/q

塩酸に溶けるとCO2が発生する。これは弱酸の遊離反応である。

CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + H2O + CO2

CO2を含む水に溶けて、炭酸水素カルシウムを生成する。

CaCO3 + CO2 +H2O → Ca(HCO3)2

http://www.tradekorea.com

セメントやガラスの原料として用いられる。

http://gardeningdiy-love.com/

硫酸カルシウム CaSO4

性質

天然でセッコウCaSO4・2H2Oとして水和物で産出される。140℃で焼くと焼きセッコウに変化する。また、水によって普通のセッコウ(水和物)に戻る。

CaSO4・2H2O ⇔ CaSO4・½ H2O + 3/2 H2O

http://ichn.iec.cat/

塩化カルシウム CaCl2

性質

水への溶解性が大きく、吸湿性が大きいため、乾燥剤として用いられる。また、融雪剤、凍結防止剤としても使われる。

http://www.vidar-chemical.com/

次亜塩素酸カルシウム Ca(ClO)2

性質

別名さらし粉と呼ばれる。塩酸と反応して塩素を発生させる。

Ca(ClO)2 + 4HCl → CaCl2 + 2H2O + 2Cl2

製造

Ca(OH)2に塩素を吸収させることによって製造できる。

2Ca(OH)2+2Cl2 → Ca(ClO)2+CaCl2+2H2O

http://www.tjrfx.com.cn/

 

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