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なぜフッ化水素HFは塩酸HClと比べて沸点がとても高いの?

フッ化水素は水素結合を形成するから

塩酸HClの沸点は-85℃ですが、フッ化水素HFの沸点は20℃です。同じハロゲン化水素なのにここまでの違いが生じるのは、フッ化水素が水素結合を形成するためです。

フッ化水素はFの原子半径が小さく、また電気陰性度が極めて高いためFの負電荷の密度が非常に高い状態になっています。結果、水素結合を形成します。その結果、沸点が高くなります。

一方、塩酸のClの原子半径はそこまで小さくないため、負電荷の密度も低くなり、水素結合を作るまでには至りません。その結果、沸点は非常に低くなります。

同じハロゲン化水素でもこんなに違いがあるのは面白いね

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