化学のなぜ?を集めました

なぜフッ化水素HFはガラスを溶かすことができるの?

めちゃくちゃ高い密度の負電荷を持ったFがSiを攻撃するから

ガラスSiO4は殆どの酸に反応しない物質ですが、フッ化水素HFには溶けます。

SiO4のSi原子はO原子に囲まれ、強い極性が生じSiは正に帯電しています。一方、フッ化水素はFの原子半径が小さく、また電気陰性度が極めて高いため、Fの負電荷の密度が非常に高い状態になっています。

そんな負電荷の密度がめちゃくちゃ高いF-がSiを攻撃して新たな結合を作り、SiF4を生成します。水溶液中ではさらに2分子のHFが配位結合し、水溶性のヘキサフルオロケイ酸イオン[SiF62-という錯イオンになります。こうしてガラスはフッ化水素水溶液によって溶けていきます。

塩酸HClのCl原子も負電荷は持っているけど、フッ化水素のFには及ばないよ。だから塩酸はガラスを溶かすことはできないよ。

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