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なぜアルミニウムは過剰のアンモニア水で錯イオンを形成しないの?

錯イオン化するのには大量のOHが必要

アルミニウムは両性金属と呼ばれ、塩基と反応し溶ける金属です。その反応はOHがアルミニウムに配位結合し、テトラヒドロキシドアルミン酸イオン[Al(OH)4錯イオンを形成することによって起こります。

錯イオンを形成するのには多量のOHが必要です。OHの量が足りなければ、錯イオンが形成されずに水酸化アルミニウムAl(OH)3が生成されて沈殿が生じます。

3OH + Al3+ → Al(OH)3

アンモニアNH3は弱塩基であり、過剰にNH3を加えたとしてもOHは多くは形成されません。そのため、錯イオンは形成されずに水酸化アルミニウムAl(OH)3が生成する反応だけが起こります。

3NH3 + 3H2O + Al3+ → 3NH4+ + Al(OH)3

いくら過剰にアンモニアを加えたとしても電離度が低いからOH-の量が足りないということだね。

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