2NH4Cl + Ca(OH)2 → CaCl2 + 2NH3↑ + 2H2O
この反応は弱塩基の遊離反応です。塩化アンモニウムNH4Clは塩酸HClとアンモニアNH3(弱塩基)からなる塩です。
HCl + NH3 → NH4Cl
アンモニウムイオンは弱塩基のため、アンモニア分子NH3の状態でいた方が安定です。
そのため、ここに強塩基であるCa(OH)2を加えると、Ca2+がCl–と結合し、NH4+が脱離してOH–が反応してNH3とH2Oが遊離します。
実験室でアンモニアを合成する際に使用される反応です。