官能基とは有機化合物の大まかな性質を決める原子集団のことである。官能基が付けば、その官能基の特性が付与される(例:-OHがつくとアルコールになって、いくらか水に溶けやすくなる)。
- アルキル基(-CnH2n+1):メチル基、エチル基、プロピル基…などの総称。アルカンからHを1つ除いたもの。
- メチル基(-CH3):メタンに含まれる。
- エチル基(-C2H5):エタンに含まれる。
- プロピル基(-C3H7)プロパンに含まれる。
- ヒドロキシ基(-OH):アルコール、もしくはフェノール。ヒドロニウムイオン(H3O+)名称混同注意。
- メトキシ基(CH3O-):アルコールとNaを反応させるとできるナトリウムメトキシドなどに含まれる。
- カルボニル基(−C(=O)−):カルボン酸、エステル、アルデヒド、ケトンなどに含まれる。
- カルボキシ基 (-COOH):カルボン酸
- エステル結合(-COO-):エステル
- アミド結合:(-NHC(=O)-):アミド。アミノ酸同士が脱水縮合してできるアミド結合はペプチド結合と呼ばれる。
- アルデヒド(-CHO):アルデヒド
- ケトン基(-C(=O)-) :ケトン
- エーテル結合(-O-):エーテル
- アセチル基(-CH3CO) :アセチル基がつくことをアセチル化と呼ぶ。
- スルホ基(-SO3H):スルホン酸
- ニトロ基(-NO2):ニトロ化合物
- アミノ基(-NH2):アミン
- アゾ基(−N=N−):アゾ化合物