まとめると、結晶には4つの種類がある。共有結晶、分子結晶、イオン結晶、金属結晶である。結合力の強さは、共有結合、イオン結合、金属結合、水素結合、極性分子間に働く引力、ファンデルワールス力の順になっている。
共有結晶(非金属元素の共有結合)
極めて硬い、融点が高く、電気は通さない。ダイヤモンド、ケイ素、二酸化ケイ素などがある。
分子結晶(分子間力)
やわらかく、融点が低く、電気は通さない。氷、ドライアイス、ナフタレン、ヨウ素などがある。
イオン結晶(非金属元素と金属元素のイオン結合)
硬いが割れやすい。融点は高く、固体は電気を通さない。液体は通す。 塩化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどがある。
金属結晶(金属元素の金属結合)
やわらかいものから硬いものまである。 融点は低いものから高いものまである。電気は通す。金、銀、鉄、銅などがある。