フルクトースは鎖式構造をとるとカルボニル基-CO-を持つ単糖ですが水溶液中では還元性を示します。なぜケトンなのにも拘わらず還元性を示すのでしょうか。
![](https://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/12/DL-Fructose_num.svg.png)
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/11/名称未設定のデザイン.png)
カルボニル基とヒドロキシ基が反応してアルデヒド基になる仕組みを解説するよ
カルボニル基にOH基が隣接した構造をヒドロキシケトン基と呼びます。まずOH基のH+が脱離します。
![](https://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/12/フルクトース 還元性.png)
次にH–が転移し、さらにH+がOに結合することによってアルデヒド基-CHOが作られます。
![](https://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/12/フルクトース 還元性-1.png)
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ケトンであっても、OH基が隣接していたらアルデヒド基になってしまうんだね。
フルクトースは鎖式構造をとるとカルボニル基-CO-を持つ単糖ですが水溶液中では還元性を示します。なぜケトンなのにも拘わらず還元性を示すのでしょうか。
カルボニル基とヒドロキシ基が反応してアルデヒド基になる仕組みを解説するよ
カルボニル基にOH基が隣接した構造をヒドロキシケトン基と呼びます。まずOH基のH+が脱離します。
次にH–が転移し、さらにH+がOに結合することによってアルデヒド基-CHOが作られます。
ケトンであっても、OH基が隣接していたらアルデヒド基になってしまうんだね。