アセトアルデヒドは塩基性の水溶液中でヨウ素I2と反応してヨードホルムCHI3を生じます。これをヨードホルム反応と呼びます。
下の画像はアセトアルデヒドの一部を示したものです。まず、塩基性下ではH+とI+との状態で置換反応が起こります。
![](https://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2024/01/アセトアルデヒド.png)
続いて、カルボニル基(C=O)のCがOに電子を引き寄せられて+に帯電します。そこにNaOH由来のOH–が攻撃し、共有結合を形成します。
![](https://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2024/01/アセトアルデヒド-1.png)
その結果、CI3–が脱離し、 CI3– は溶液中からH+を受け取りヨードホルムCHI3となります。
![](https://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2024/01/アセトアルデヒド-2.png)
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/11/名称未設定のデザイン.png)
こんな過程でアセトアルデヒドはヨードホルム反応を示すんだね!