一見、COは極性分子のように見えますが、バリバリの無極性分子で水に溶けません。そのため酸性酸化物に分類されません。
なぜ無極性分子なのか理由を見ていきましょう。
COの電子配置は下の図のようになっています。Cはオクテット則を満たしていませんが、電子が足りていないのでこれで完成です。
Oの電気陰性度の高さによってCはプラスに、Oはマイナスに分極しています。
しかし、Cは電子不足のためOから電子が流入します。その結果、CとO間で三重結合が形成されます。OからCに電子が供給するため、Oはプラスに、Cはマイナスに分極します。
一酸化炭素は下画像の左右の構造を高速で行き来することによって安定しています。プラスとマイナスが高速で変わるため、一酸化炭素は無極性分子として振る舞います。
無極性分子なので水にも殆ど溶けないよ。