動物体内で生成される枝分かれの多いデンプン=グリコーゲン
グリコーゲンはアミロペクチンと構造が似ていますが、2つの違う点が存在します。
- 枝分かれがアミロペクチンよりも多い。
- 動物の体内で合成される(そのため動物デンプンと呼ばれる)。
動物はグルコースを体内に吸収すると、アミロペクチンよりもさらに枝分かれが多く分子量が大きい多糖を肝臓などで形成します。ここで形成されたものをグリコーゲンと呼びます。
グリコーゲンは血中のグルコース濃度を一定に保つ働きがあり、グルコース不足に陥ればすぐに分解されて血液に供給されます。肝臓には100gのグリコーゲンが蓄えられており、これは1日に活動するエネルギー2500kJに相当します。