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【高校化学】脂肪酸をまとめてみた【覚え方紹介】

脂肪酸とは?

脂肪酸カルボキシ基炭化水素基が結合した物質の総称です。様々な脂肪酸が存在します。

飽和脂肪酸

脂肪酸は、二重結合(-C=C-)を持つ不飽和脂肪酸と、全てが単結合(-C-C)で構成された飽和脂肪酸とがあります。

飽和脂肪酸

炭素原子数融点
ラウリン酸 C12H24O21245℃
パルミチン酸 C16H32O21663℃
ステアリン酸 C18H36O21871℃

炭素原子数が多い方が分子間力が大きく働くので、融点が高くなるよ。

不飽和脂肪酸

天然の不飽和脂肪酸は、二重結合の場所がシス型になっているため折れ曲がります。

炭素原子数二重結合の数融点
オレイン酸181個13℃
リノール酸182個-5℃
リノレン酸183個-11℃
ドコサヘキサエン酸(DHA)226個-44

二重結合があると回転できなくなるので、密接して集合することができなくなるよ。その結果、分子間力があまり働かなくなり、融点が低くなるよ。

脂肪酸の覚え方

よく使われる覚え方は「バスおりれん」です。

  • バ:ルミチン酸
  • ス:テアリン酸
  • オ:レイン酸(二重結合1個) 
  • リ:ノール酸(二重結合2個) 
  • レン:リノレン酸(二重結合3個) 

ラウリン酸とドコサヘキサエン酸は入ってないけど、語呂がいいね!二重結合の数も覚えておこう。

ドコサヘキサエン酸の名前の由来は?

ドコサヘキサエン酸は炭素数22の脂肪酸です。「ドコサ」はギリシャ語で22を指します。また、ドコサヘキサエン酸は二重結合を6個持つので、6を表す「ヘキサ」、さらに二重結合を示す「エン」が合わさって「ドコサヘキサエン酸」と名付けられました。

略して「DHA」と呼ばれているよ。たまに入試にも出てくるので覚えておこう。

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