天然に存在するのは殆どシス脂肪酸
二重結合を挟み、同じ側に2個の置換基がある方をシス型、違う側に2個の置換基がある方をトランス型と呼びます。シスとは「同じ」、トランスとは「違う」という意味を持っています。
二重結合を持つ脂肪酸を不飽和脂肪酸と呼びます。不飽和脂肪酸にもシス型・トランス型が存在します。シス型は折れ曲がったような分子になります。
天然の殆どの不飽和脂肪酸はシス型です。トランス型の不飽和脂肪酸(トランス脂肪酸)もウシ・ヒツジなどの肉や乳製品に少量含まれています。
トランス脂肪酸はLDLコレステロールを増加させ心血管疾患のリスクを高めるといわれ、WHOは2023年までの根絶を目指しています。
日本のマーガリンには8%のトランス脂肪酸が含まれているんだって。