自由電子が光を反射するから
金属元素は金属結合によって結合しており、自由電子が物質内を動き回っています。
多くの金属では光(可視光)が入射すると、そのエネルギーを自由電子がいったん全て吸収しますが、すぐに光として放出します。そのため、光が反射しているように見えます。
![](https://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/12/光エネルギー.png)
金属の中には全ての光を放出せずに一部だけ吸収するものもあります。例えば銅では黄色よりも波長の短い光は吸収し、それよりも長い波長の赤色光を主に反射するため、赤銅色の光沢になります。
金の場合には緑色よりも波長の短い光を吸収し、黄色光を主に反射するため黄金色になっています。
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2021/11/名称未設定のデザイン.png)
金属のあらゆる性質の原因は「自由電子」なんだね。