ε-アミノカプロン酸が環状になった物質=ε-カプロラクタム
環状アミド結合を持つ物質をラクタムと言います。また、Cが6個鎖状に繋がったカルボン酸をカプロン酸と言います。
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このカプロン酸の-COOHの「C原子」からα位、β位…と順に数えていくと、6番目のCはε位になります。このε位にアミノ基が結合した物質を、ε-アミノカプロン酸と呼びます。
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2022/03/6-Aminocaproic_acid.png)
ε-アミノカプロン酸は-COOHと-NH2の間でアミド結合を形成し環状構造になります。こうしてできた物質は、ε-アミノカプロン酸のラクタムなので、ε-カプロラクタムと呼びます。
![](http://manabu-chemistry.com/wp-content/uploads/2022/03/800px-Caprolactam-2D-skeletal.png)