大気中のアルゴンArは他の希ガスに比べて著しく多いです。これは、地殻中に含まれるカリウムの放射性同位体40K(存在率0.0117%)が壊変してArが生じるためです。
40Kの89%はβ壊変(中性子が陽子と電子に分裂し電子が放出される)により40Caに変化します。
一方、残りの11%の40Kは原子核外の電子(K殻のもの)と陽子が結合して中性子に変化し、原子番号が1つ小さい40Arに壊変します。この特殊な核反応によって空気中のアルゴンは生成されています。
空気中のArは地殻に含まれる放射性同位体40Kが壊れた結果なんだね