高校の参考書などには、各元素の単体の融点が周期表ごとの順番でグラフとして提示されていたりします。そのなかで炭素は突出して高い融点を持ちます。
これは多数の炭素がそれぞれに繋がり合い、全ての原子が共有結合で結ばれた物質「共有結晶」を形成するためです。上の表では炭素の共有結晶「ダイヤモンド」の融点が示されています。
しかし、炭素の単体にはフラーレンなどもあり、それらの融点は比べ物にならないぐらい低いです(通常の環境では850℃で昇華します)。敢えてCの単体としてダイヤモンドを選出する理由もないため、上記のグラフは融点に周期性があるように見せるために作られたものだと言えます。
グラフが言わんとしたいことはわかるけどね…ちょっと強引かな。